駒大が6年ぶりに制し、歴代最多を更新する13度目の優勝を果たした。タイムは5時間11分8秒の大会新記録だった。

まれに見る混戦となったレースで、エースの田沢廉(2年)がアンカー勝負を制した。先頭の青学大から41秒差の3位でたすきを受け取ると、東海大・名取と併走する形で先頭の青学大・吉田を追いかけた。

9キロ手前で先頭に並びかけたあと、青学大が脱落。東海大・名取との一騎打ちとなったが、残り1キロ地点でラストスパート。第7中継点まで1度も先頭に立つことはなかった駒大が、最後にトップに立ってフィニッシュテープを切った。

最後は雄叫びをあげ、ガッツポーズでゴールした田沢は「優勝を目標にしていたので、達成できて良かった。(一緒に追いかける形となった)名取さんが引っ張ってくれ、感謝している」と振り返った。

大八木弘明監督は「みんながよく頑張って田沢までたすきをつないでくれた。最後はエースがエースらしい走りをしてくれた」と喜んだ。

連覇を狙った東海大は23秒差の2位。明大が3位に入って「3強」の一角を崩し、箱根覇者の青学大は4位に敗れた。