男子最長区間の3区5キロで、デッドヒートが繰り広げられた。

順大の野村優作(4年)が、チームをトップに押し上げる快走を見せた。

野村は、トップと22秒差の4位でたすきを受けた。じわじわと前を追って、まずは中大の助川拓海(4年)をかわした。1月の箱根駅伝で2位になった中大でアンカーを務めた相手を抜いて、さらに前を追った。

さらにラスト200メートルを切ったところで、2位だった日体大の広沢優斗(4年)を抜いた。続けざまにトップだった関大のエース亀田仁一路(3年)もぶち抜いた。

3人を抜く快走を見せてトップでたすきリレー。2位関大に2秒差をつけて女子3キロの4区につないだ。

昨年9月の日本学生対校選手権(日本インカレ)の万メートルで日本人トップの4位だった亀田は「後ろから(野村が)来ているのは気づいていなかった。分かっていたらもう少しレース展開も違ったが。でも正直、力負けしているところもある」と潔く負けを認めていた。

同大会は、中長距離の競技力向上のために、関西学生連盟が主催して21年からスタートした。

1チームは男女3人ずつ。男子→女子→男子→女子と男女が交互にたすきをつなぐ。

距離は1区3キロ、2区2キロ、3区5キロ、4区3キロ、5区2キロ、6区5キロの6区間20キロを走って争われる。

今大会は関西10チーム、関東9チームがエントリーした。

関西からは大阪教育大、関大、関学大、京都教育大、京産大、神戸学院大、同志社大、佛教大、明治国際医療大、立命館大の10チームに加えて、関西学連選抜も参加した。

関東からは順大、城西大、拓大、中大、筑波大、東洋大、日体大、立教大の8チームが参加した。