1月の箱根駅伝で2年ぶり7度目の総合優勝を飾った青山学院大が28日、拠点とする相模原キャンパス最寄りの淵野辺駅近くで、祝勝式典とパレードに参加した。2年前の優勝時は新型コロナウイルスの影響で開催を見送ったため、4年ぶりに地元のファンと喜びを分かち合った。特設ステージでスピーチに立った原晋監督が「4年ぶりにこの男、このチームが帰ってきました!」と声を張り上げると、沿道に詰めかけた観衆が沸いた。

第100回の記念大会となった箱根路では、2季連続の3冠を目指した駒澤大を下した。恒例の作戦名は「負けてたまるか大作戦」とし、強気を強調して節目の戴冠をつかんだ。同監督は「箱根は何が起こるか分かりません。また、人生もですね、何が起こるかわかりません。負けと思ったら負けでございます。我々は、また皆様方も、これからもですね、負けてたまるか大作戦と称しまして、人生ハッピーにですね、頑張っていきましょう」とエールを送った。

その後は鼓笛隊の先導のもと、原監督と志貴勇斗主将がオープンカーに乗り込み、選手はその後ろを歩いてパレード。2区区間賞の黒田朝日(2年)は「最高です! 来年も頑張るので応援よろしくお願いします」、3区区間賞の太田蒼生(3年)は「箱根は全員が楽しめたと思います。来年も優勝目指して頑張ります」とマイクを握って宣言した。