21年東京オリンピック(五輪)女子マラソン代表の鈴木亜由子(32=JP日本郵政グループ)が1時間8分51秒(速報値)をマークし、日本人トップの5位に入った。

場内インタビューでは「今の状態を明確にしようと思っていた。引き続き、名古屋に向けてしっかり頑張っていきたい」と語り、3月10日の名古屋ウィメンズマラソンを見据えた。

鈴木は昨年10月のパリ五輪マラソン代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」で2時間31分33秒の12位。上位2人に与えられる代表権を逃した。

女子マラソン代表は「3枠」。残り1枠はMGCファイナルチャレンジを経て決定する。同選考の対象大会の1つとなっていた大阪国際女子マラソン(1月28日)では、前田穂南(天満屋)が日本新記録となる2時間18分59秒で優勝。鈴木が代表入りするには、MGCファイナルチャレンジ最終戦となる名古屋ウィメンズマラソンで、前田の記録を上回った上で日本人最上位に入る必要がある。

女子の優勝はオマレ・ドルフィン・ニャボケ(ユー・エス・イー)。1時間6分7秒で大会新記録を樹立した。