男子マラソンで日本記録を持つ鈴木健吾(富士通)が9日、オンラインで取材に応じ、パリ五輪代表の残り1枠を懸けた「ファイナルチャレンジ」最終戦となる3月3日の東京マラソンへ「貪欲にチャレンジしていく。しっかり今やれる準備をして、当日自分が後悔しないように走りたい」と意気込みを語った。

上位2選手が代表入りした昨秋の代表選考会は、満足な練習を積めずに臨んだこともあり12キロ手前で棄権。東京では2時間5分50秒の設定タイムを上回り、25日の大阪も含めて日本選手最速になることが求められる。2年前の東京で2時間5分28秒で走った経験もあり、鈴木は「相性は悪くない。練習も予定通りこなせている。残り1カ月で状態を最大限引き上げられるようにしたい」と闘志をにじませた。(共同)