日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より、創価大陸上競技部駅伝部のリーキー・カミナ(3年)がアンチ・ドーピング規則違反が確認されたと発表されたことを受け、出雲駅伝の大会主催者は15日、公式ホームページで「アンチ・ドーピング規程違反に伴う第35回出雲全日本大学選抜駅伝競走の順位の修正について」と題した文書を発表した。

同日に日本学生陸上競技連合から発表された通り、23年10月9日の出雲駅伝における創価大の総合成績と個人成績を失効することを明記。優勝した駒大に次ぎ、創価大は過去最高の2位に入ったが、3位だった城西大が2位、4位だった国学院大が3位、5位だった青山学院大が4位と順次繰り上がる。また、カミナは3区区間2位となっていたが、同区間3位だった駒大・山川拓馬(2年)以降の順位も繰り上がりとなる。なお、カミナは23年11月5日の全日本大学駅伝、24年1月2、3日の箱根駅伝に出場していないため、この2大会での成績の変動はない。

今回の事態を受け、出雲駅伝の大会主催者は発表文書を通じ「主催者として大変残念に思っております」とした。

JADAはカミナをドーピング違反で、23年10月12日から3年間の資格停止処分としたと発表。5000メートルで優勝した昨年9月16日の日本学生対校選手権(日本インカレ)での検査で、禁止物質「ナンドロロン」が検出されたため。同選手権の個人成績も取り消される。