日本陸上競技連盟(日本陸連)は13日、今夏のパリオリンピック(五輪)の男女マラソン日本代表の内定者が正式決定したと発表した。

代表は男女各3人ずつ。男子は昨年10月のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)1位から順に、小山直城(27=ホンダ)、赤崎暁(26=九電工)、大迫傑(32=ナイキ)が代表入りした。女子はMGC1位の鈴木優花(24=第一生命グループ)、同2位の一山麻緒(26=資生堂)に加え、1月の大阪国際女子マラソンで日本新記録(2時間18分59秒)を樹立した前田穂南(27=天満屋)が名を連ねた。

21年東京五輪では6人全員がマラソンでは五輪初代表だったが、今大会は大迫、一山、前田が2大会連続のマラソン代表。小山、赤崎、鈴木は初の五輪代表となる。補欠は男子がMGC4位の川内優輝(37=あいおいニッセイ同和損保)、女子が同3位の細田あい(28=エディオン)となった。

今後、派遣団体である公益財団法人日本オリンピック委員会(JOC)に推薦し、JOCの諸手続き、認定をもって日本代表選手となる。

◆パリ五輪マラソン代表と自己ベスト

〈男子〉

小山直城(27=ホンダ) 2時間6分33秒(24年大阪マラソン)

赤崎暁(26=九電工) 2時間9分1秒(22年福岡国際マラソン)

大迫傑(32=ナイキ) 2時間5分29秒(20年東京マラソン)

〈女子〉

鈴木優花(24=第一生命グループ) 2時間24分9秒(23年MGC)

一山麻緒(26=資生堂) 2時間20分29秒(20年名古屋ウィメンズマラソン)

前田穂南(27=天満屋) 2時間18分59秒(24年大阪国際女子マラソン)