10日開幕の世界陸上モスクワ大会に出場する男子短距離、男女長距離など、日本選手団の第1陣が4日午前、成田空港を出発しモスクワに向かった。

 男子棒高跳びで日本歴代2位(5メートル75)の記録を持つ山本聖途(21=中京大4年)は、同じ代表の沢野大地(32=富士通)が持つ5メートル83の日本記録更新をモスクワの地で目指す。昨年のロンドン五輪は予選敗退。「ファイナル進出は絶対(最低限)の目標で、8位入賞を目指します」と話した。もちろん「日本記録を出したい気持ちはあります」と8年ぶりに塗り替える気構えでいる。日本選手権連覇中の勢いで、モスクワの“鳥人”になる。