世界陸上7日目(16日)の女子100メートル障害予選の1組に紫村仁美(22=佐賀陸協)が出場する。

 今年4月に佐賀県立三養基(みやき)高の教師になったばかりの“新米先生”が環境の不利を克服して世界選手権出場を勝ち取った。

 紫村は中学時代から各世代のトップとして活躍してきた。今年の日本選手権では美人ハードラー木村文子(エディオン)との100分の1秒差の接戦を制し、日本歴代2位の13秒02を記録した。

 世界のレベルは12秒台の争いとなっている。日本記録は金沢イボンヌの持つ13秒00で、紫村には大舞台での日本記録の更新と準決勝進出の期待がかかる。