リオデジャネイロ五輪競泳男子400メートル個人メドレー金メダリストの萩野公介(22=東洋大)が大学卒業後の来春からプロ選手として活動する意向であることが18日、関係者への取材で分かった。スポンサー候補との交渉を進めており、萩野の肖像権を管理している日本水連や日本オリンピック委員会(JOC)とも今後協議する。

 萩野はリオ五輪で金を含むメダル3個を獲得。もともとプロ志向はあったが、五輪で結果を出したことで、さらにその思いを強くした。10月にはプロスイマーの先駆けとして活動し、男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠に輝いた北島康介氏が社長を務める「インプリント」とマネジメント契約を結んだ。練習環境は変わらず、平井伯昌コーチに指導を仰ぐ。

 リオ五輪後は体操男子団体総合と個人総合の2冠を成し遂げた内村航平や陸上男子400メートルリレー銀メダルのケンブリッジ飛鳥がプロに転向している。