女子テニスで、元世界4位の伊達公子(46=エステティックTBC)が、2日開幕のツアー下部大会カンガルーカップ(岐阜)で、約1年4カ月ぶりの公式戦復帰を果たす。

 1日、本戦組み合わせが発表され、伊達は1回戦で、世界136位で第3シードの朱琳(中国)と対戦することになった。

 伊達は、左ひざの半月板を昨年2月に神戸大付属病院で手術。同年4月にも再手術をし、国立スポーツ科学センターでリハビリを行っていた。その間に、レーサーのミヒャエル・クルムと同年9月に離婚を発表した。公式戦は、16年1月の全豪予選以来の出場となる。

 すでに約1年4カ月のブランクがあるため、世界ランキングは消滅した。ケガのため、公傷扱いとなり、最後の公式戦出場となった昨年全豪予選直後の世界ランク193位が公傷用のスペシャル・ランキングとして採用され、最大8大会のエントリーに使える。それも復帰から1年以内だ。そのうち、4大大会には最大2大会にしか使用できない。

 今大会には、ワイルドカード(WC=大会推薦出場)での本戦出場となる。WCでも1シーズンでツアー6大会にしか出場できない。