16歳の女子高生ペア「みまひな」は決勝進出を逃した。大会最終日の5日、女子ダブルス準決勝で伊藤美誠(スターツ)早田ひな(福岡・希望が丘高)組は、中国の世界ランキング1位の丁寧、同2位の劉詩■組に1-4で敗れた。第1、2ゲームは2点差で落としただけに「チャンスはあった」とお互いに感じている。伊藤は「そこで勝てないというのが中国選手」と言い、早田は「最後の1本を取れなかった」と唇をかんだ。

 こちらに好レシーブをさせないようにと台上の絶妙な位置に入れてくるサーブや、厳しい体勢に追い込まれながらも繰り出してくる強打。中国コンビは「あと1本」が違った。0-3から第4ゲームこそ奪って抵抗したものの、第5ゲームは3-11と圧倒された。ペアでの試合経験が少ない中で最高の舞台に挑み、最後に敗れはしたものの16年ぶりのメダルとなる銅メダルは獲得した。伊藤は「まだまだ自分たちは強くなる」、早田は「美誠は最高のパートナー」と笑顔で言った。

※■は雨カンムリに文の旧字体