卓球の世界選手権に出場した日本選手団が7日、成田空港着の航空機で帰国した。男子はシングルスで史上最年少の13歳で準々決勝に進んだ張本智和(エリートアカデミー)が会見で「半分はうれしいですが、半分は悔しいです」と初の世界大会を振り返った。

 2回戦ではリオ五輪銅メダルで憧れの水谷を撃破した。「水谷さんが相手だから負けるのが当たり前だとは思いたくなかった。相手に打たせないように強気に攻めた」と分析した。6日に国際卓球連盟が発表した世界ランキングで張本は69位から39位に大きく上昇した。準々決勝で世界ランキング3位の許キン(27=中国)と対戦。1-4と敗れたものの、張本は「勝ちたかった。1ゲーム取れたのが収穫です。5試合戦い自信が強くなった。試合での間や流れを研究したい。世界での戦い方を知れた」と語った。