先週のアンタルヤオープン(トルコ)で、日本男子初のツアー芝大会優勝を遂げた世界44位の杉田祐一(28=三菱電機)が、今度は4大大会自身初の勝利をものにした。

 同232位で、大会推薦出場のクライン(英国)に7-6、6-3、6-0の2時間7分でストレート勝ち。4大大会本戦5度目の挑戦で、ついに勝利をつかみ取った。

 第1セットは、何度も自分のサーブでピンチがあった。相手より1回多い4度のブレークポイントを握られるが、すべて逃れると、タイブレークでレベルを上げた。7-5で突き放すと、そのまま勝利へ一直線。相手が転倒して右ひざを痛めたこともあり、第3セットは一方的な展開となり、完封で締めくくった。

 次戦は、同25位のロペス(スペイン)-同51位のマナリノ(フランス)との勝者と対戦する。