世界9位の錦織圭(27=日清食品)が日本男子の4大大会全最多勝に王手をかけた。予選勝者で同122位のセルジー・スタホフスキー(ウクライナ)に6-4、6-7、6-1、7-6で下した。ウィンブルドン通算13勝目を挙げ、佐藤次郎の持つ最多14勝にあと1勝に迫った。錦織はすでに全豪、全仏、全米で日本男子最多勝を記録している。3回戦では同19位のバウティスタ(スペイン)と対戦する。

 ◆日本男女4大大会通算勝利 男子の4大大会合計勝利数の最多は錦織の69勝。2位の佐藤次郎の37勝を大きく引き離している。錦織は全豪23勝、全仏15勝、全米18勝はすでに最多。日本女子の通算では杉山愛の84勝が最多。大会別でも全豪19勝、全仏18勝、ウィンブルドン25勝、全米22勝ですべて最多。

★4大大会日本男子勝ち星トップ3

 ◆全豪 <1>錦織圭23勝8敗<2>佐藤次郎3勝1敗<3>布井良介2勝1敗、石黒修2勝2敗、田辺清2勝3敗、伊藤竜馬2勝4敗、添田豪2勝5敗

 ◆全仏 <1>錦織圭15勝7敗<2>佐藤次郎13勝3敗<3>九鬼潤4勝7敗

 ◆ウィンブルドン <1>佐藤次郎14勝3敗<2>錦織圭13勝8敗<3>清水善造11勝2敗

 ◆全米 <1>錦織圭18勝8敗<2>熊谷一弥8勝3敗<3>清水善造7勝4敗