東京五輪に向けて、日本は苦しみながらも白星でスタートした。

 代表初采配となった中田久美監督(51)は「最後まで諦めず、1勝できて良かった」と胸をなで下ろしながらも「課題もたくさん残る試合だった」と反省も忘れなかった。

 「自分たちのミスで流れを失っている」と監督は指摘した。第4セットは21-18となった後、古賀紗理那(NEC)のスパイクミスなどがあって5連続失点。勝利を目前にセットを落とすなど詰めの甘さが出た。

 「次戦は3セットを取り切るまで集中してやっていきたい」と古賀。東京五輪でのメダル獲得を実現するため、試合ごとに成長していくことが必要だ。