各種目の準々決勝が行われ、女子シングルスの奥原希望(日本ユニシス)、男子ダブルスの園田啓悟、嘉村健士組(トナミ運輸)、女子ダブルスの福島由紀、広田彩花組(再春館製薬所)が準決勝へ進んだ。

 3位決定戦が行われないため、それぞれの銅メダル以上が確定した。日本勢のメダルは女子ダブルスで4強入りした高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)と合わせ、過去最多だった前回大会を1つ上回る4個となった。

 リオデジャネイロ五輪銅メダルの奥原はリオ五輪女王で世界選手権3連覇を狙ったカロリナ・マリン(スペイン)に2-1で競り勝った。

 園田、嘉村組はマッズ・コンラッドペテルセン、マッズピーラー・コールディング組(デンマーク)にストレート勝ち。福島、広田組は張芸娜、李紹希組(韓国)に2-1で競り勝った。

 女子ダブルスの米元小春、田中志穂組(北都銀行)はリオ五輪銀メダルのカミラ・リターユヒル、クリスティナ・ペデルセン組(デンマーク)に1-2で屈した。

 奥原の話 何度も心が折れそうになったが、絶対に負けないと思った。きつい試合をした次を勝ちきれないと意味がない。ガッツあふれるプレーで頑張る。

 園田の話 メダルを取れてうれしい。勝負どころでしっかり自分たちのプレーができた。(次も勝って)歴史をつくれたらいい。

 嘉村の話 うれしいの一言。自分が先に前に入って攻撃のパターンをつくれていた。金メダルを取れるように2人で頑張りたい。

 米元の話 本当に悔しい。相手の方が精神的な余裕があった。メダルを目標にしていたが、まだまだ足りないかなと思う。

 田中の話 メダルを狙っていたので、超えられず悔しいゲームになった。トップとの差を感じた。

 福島の話 我慢して勝ち取った1勝。気持ちで絶対に引かない、そこだけはしっかりやっていこうと話していた。

 広田の話 勝因はがむしゃらさ。苦しい戦いだったが、リードされても最後まで諦めない気持ちがあった。