フィギュアスケートのペアで2018年平昌(ピョンチャン)冬季五輪出場枠を獲得した北朝鮮が、同五輪への参加意思を国際スケート連盟に伝えたと30日、韓国のSBSテレビが報じた。

 大韓体育会関係者の話として伝えた。大会組織委員会は31日、「確認できていない」とした。同日に平昌で行われた記者会見では呂■九事務総長が「平和の五輪を目指している。(北朝鮮が)参加すると想定して準備を進めている」と述べた。

 北朝鮮はペアのリョム・テオク選手、キム・ジュシク選手が9月の五輪予選を兼ねた大会で、全競技を通じて初めて出場枠を手にした。北朝鮮の核・ミサイル開発で周辺国との緊張は高まっており、平昌五輪に参加するかが注目されている。

 北朝鮮は1988年ソウル夏季五輪に出場せず、韓国で開催される国際大会は02年釜山アジア大会に初めて参加した。その後は14年の仁川アジア大会などにも選手団を派遣。4月には、五輪の舞台となる江陵で開かれたアイスホッケー女子の国際大会にも出場した。

※■は(サンズイに同の一を取る)