フィギュアスケートの西日本選手権第2日は4日、アクシオン福岡で行われ、ジュニア女子で15歳の紀平梨花(関大KFSC)が優勝した。この日のフリーで、05年に15歳だった浅田真央が女子で世界初だった「トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)2本成功」の快挙を成し遂げた。

 冒頭に3回転半-3回転トーループの高難度の連続技を決めた後、単発の3回転半をきれいに着氷した。フリーは131・92点、合計195・20点で優勝した紀平は「自信につながる。これからも2本ずっと続けられるように練習を頑張りたい」と笑みを浮かべた。

 昨年9月のジュニアGPスロベニア大会でトリプルアクセルを決め、女子7人目の成功者となった。18年平昌(ピョンチャン)五輪に出場するには、今年7月1日時点で満15歳という条件があり、同21日生まれの紀平は3週間届かなかった。

 女子SPで昨季世界ジュニア選手権3位の坂本花織(シスメックス)が67・58点で首位。ジュニア男子は須本光希(大阪・浪速高)が合計193・45点で制した。