今季シニアデビューの白岩優奈(15=関大KFSC)が、自己ベストの66・05点をマークし、3位と好発進した。昨季4大陸選手権女王でグランプリ(GP)ファイナル初出場を狙う三原舞依(18=シスメックス)は、64・57点で4位に付けた。首位は69・05点のオズモンド(カナダ)。

 白岩は、冒頭の3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプをきれいに着氷。「亜麻色の髪の乙女」の優美な曲に合わせ、最後までスピード感たっぷりに滑りきった。「自己ベストが出て、すごくほっとした。練習通りを意識して怖がらずに滑れた」。

 先週のGP第4戦NHK杯で8位だったため、上位6人によるGPファイナル進出は厳しいが、「全日本選手権へ一つ階段を上れたかな」と、五輪出場のかかる12月末の一戦へ、手応えをつかんだ。