日本レスリング協会は6日、伊調馨(33=ALSOK)をめぐるパワハラ問題を受けて倫理委員会(藤沢信雄委員長)を都内で開いた。

 5人の倫理委員会のメンバー全員が出席し、1時間強にわたり会議が行われた。代表して取材に応じた金森仁委員は「ヒアリング調査は数名の弁護士によって構成された第三者機関に委託することが全員一致で決まった」と説明した。

 金森氏はヒアリングは対象者の明言は避けたものの「必要な方に対してヒアリングを行う。早ければ2~3週間をめどに終了する」と話した。第三者機関によるヒアリング結果を倫理委員会でまとめ、同協会に報告が上がるという。

 同協会はパワハラはなかったと発表しているが、「このような問題が起きた時に開催するという規定に従い開催した」と述べた。