平昌(ピョンチャン)冬季五輪銅メダルの高梨沙羅(クラレ)は122・5メートル、125・5メートルの合計228・6点で4位にとどまり、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多の通算54勝到達は持ち越しとなった。

 伊藤有希(土屋ホーム)が123メートル、124メートルの229・7点で3位となり、5試合ぶりに今季3度目の表彰台に立った。平昌五輪金メダルで、既に初の個人総合優勝を決めているマーレン・ルンビ(ノルウェー)が134メートル、126メートルの262・7点で今季9勝目、通算13勝目を挙げた。

 岩渕香里(北野建設)は11位、勢藤優花(北海道ハイテクAC)は13位だった。ラージヒルで実施の今大会は、個人総合上位30位までの選手で争われた。

 高梨沙羅の話 自分の考えていることと、体がうまくリンクしない。試しながらやり過ぎて、どう飛べばいいか明確な状況じゃない。最終戦までに自分のものにしたい。

 伊藤有希の話 着実に自分のやることはやってきたつもり。練習からすれば、あと1個順位を上げられた感じはあった。(ジャンプ台は)大きい方が好き。