SP8位の樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)はフリー145・01点、合計210・90点で2位に入った。

 SP3位の宮原知子(19=関大)は、同135・72点、合計210・08点で3位だった。

 SP4位のケイトリン・オズモンド(22=カナダ)が同150・50点、合計223・23点で優勝した。

 SP2位の女王アリーナ・ザギトワ(15=ロシア)は、3度のジャンプで転倒し同128・21点、合計207・72点で5位だった。

 SP首位のカロリーナ・コストナー(31=イタリア)も、ジャンプの転倒やミスが響き、同128・61点、合計208・88点で4位だった。

 樋口は冒頭の3回転サルコーは難なく着氷。続く3回転ルッツ-3回転トーループも高さあるジャンプから着氷。後半の4つのジャンプもミスなく着氷。体を大きく使いスピンやステップを刻み演技した。演技後は「ヤッター!」と両手でガッツポーズを見せ涙を見せた。キスアンドクライでも得点発表後に涙を流した。「全然実感わかないけど、うれしい。(SP8位から2位に入り)全てを出し切る気持ちで挑んだが、ショートで少しミスをしてしまい、今日は完璧な演技をするのが目標だったので、うれしい。(来年の世界選手権で3枠確保し)去年はすごく悔しい思いした。今シーズン枠が取れたしメダルも取れたので いいシーズンの締めくくりになった。来年もつなげたい。また新しい自分を引き出したい」と来年を見据えた。

 宮原は冒頭の3回転ルッツはきれいに着氷。コンビネーションジャンプも着氷。3回転フリップも流れのあるジャンプで着氷。音楽に合わせステップを刻む。後半に入り3連続ジャンプでは最初の3回転ルッツで軸が傾いてジャンプどうにかこらえて着氷した。予定していた3回転サルコーでは、跳ぶ際に勢いなく着氷で転倒した。演技後は笑顔なく声援に応えた。 

 ザギトワは前半はスピンやシーケンスを演技。後半に7つのジャンプ構成だったが、3度のジャンプで転倒した。キスアンドクライでは、涙を流した。

 日本は順位の合計を5とし、順位合計が「13」以内で来年の世界選手権3枠を確保した。