リオデジャネイロ五輪競泳男子200メートルバタフライ銀の坂井聖人(22)と同トランポリン男子4位の棟朝銀河(23)が29日、都内でセイコーホールディングス株式会社の所属会見を行った。

 4月1日付で坂井は22年3月末まで4年間の所属契約を結び、棟朝は社員として入社する。

 2人は「銀座和光」で仕立ててもらったというスーツ姿で登場。坂井は「(社のイメージカラー)黄色が好きだから、自分に合っている」。棟朝は「社のスポーツや文化に対する情熱を感じた。こういう環境で競技をすることでいいパフォーマンスが引き出せると思った」とそれぞれ契約の理由を語った。また20年東京五輪に向け、そろって金メダルの目標を掲げた。

 この日は、既に所属している陸上の山県亮太(25)、福島千里(29)も会見に出席し、4人合わせて「チームセイコー」を発足することも同時に発表された。山県は「さすがセイコーといわれるチーム作りをしていきたい」と語り、自身も「今季中に(100メートル日本記録の)9秒98をきり、9秒8台に近づけたら」と意気込んだ。