東地区最下位(6位)が確定したレバンガ北海道は、中地区3位の新潟アルビレックスBBに68-81で敗れ、NBL時代以来3季ぶりの8連敗を喫した。国内トップリーグ通算300試合目の多嶋朝飛主将(29)が、通算300度目の3点シュートを成功させるなど奮闘も、第3クオーター(Q)に大量31失点。クラブ史上最多、今季リーグでも最多となる6299人の後押しも実らなかった。

 今季リーグ539試合で、もっとも多い歓声を味方にしたのはアウェーの新潟だった。庄司和広監督(44)は「6000人を前にしたプレーは、選手全員の今後のバスケ人生に必ず影響を与えるはず」と笑顔で言った。敗れた北海道の桜井良太(35)は対照的に「申し訳ない気持ち」と肩を落とした。

 2試合連続で30点以上を記録中だったマーク・トラソリーニ(27)が体調不良で急きょ欠場。前半こそ競ったが、第3Qで一気に走られ、終盤の追い上げも届かなかった。出だしの1分7秒で3点シュート2本を決めた多嶋は「マークがいない分、アグレッシブにいかないといけないと思ったが、40分続けられなかった」と反省を口にした。

 今日7日が今季最終戦。「このままでシーズンを終わらせたくない」と水野宏太監督(35)。連敗をストップし、気持ちよく締めくくる。【中島洋尚】

 ▼レバンガ北海道の6日新潟戦は観客数6299人で、クラブの最多記録を更新し、Bリーグ全体でも今季最多記録となった。2日千葉の川崎戦6036人を263人更新した。