アメリカンフットボールでラフプレーによる処分を受けた日大が、相次いで対戦を拒否された。関東学生連盟は14日、日大が予定していた20日の法大、6月9日の東大、10日の立大とのオープン戦3試合を中止すると発表。3校は連名で、正式処分や再発防止策を講じていないことから、安全を優先して中止を申し入れた。

 スポーツ庁の鈴木大地長官も「大変に危険なプレーで容認できない。個人的にはレッドカードに値すると思う」と怒りをあらわにした。この日の定例会見では、この件について質問が集中。大学スポーツ振興のため日本版NCAA設立準備を進めているだけに「個別の大学、競技ではなく、大学スポーツ全体として考える問題」と深刻な表情。「なぜ行われたのか、検証してほしい」と話した。