日大は25日、アメリカンフットボール部の選手が悪質な反則を犯した問題で、同日午後3時半に東京都内で大塚吉兵衛学長の記者会見を開いた。冒頭挨拶の要旨は以下の通り。

 (日大の悪質タックル問題に関して)あってはならない危険な行為でけがをさせた。責任を感じている。被害選手、保護者、関学大関係者に謝っても謝りきれない。本当におわびしたい。関学大の被害選手は来週練習に参加すると聞いている。安堵している。1日も早い回復を祈っている。

 本学の選手も苦痛の時間すごしている。全国のアメフト関係者、スポーツにかかわっている関係者にも誤解をまねき、ご迷惑をかけている。本学の学生父兄生徒にも、ご迷惑ご心配をかけている。

 本学の学生1人(宮川選手)で記者会見の場に立たせた。大学として追い込んだ責任を痛感している。当該学生には1日もはやく学校に戻ってきてほしいし、卒業後の進路まで力をそそいであげたい。去年から学生と向き合うことをかかげている。全職員をあげて援助したい。

 4年生の就職問題、現場からの声もあがる。学長としてカバーしたい。1日でも早く学生生徒が平穏な学業生活可能になるように、失墜した信頼を回復すべく真摯に取り組みたい。