寺村美穂(23=セントラルスポーツ)が、50メートル平泳ぎでの失格から一夜明けて、200メートル個人メドレー予選に登場した。2分15秒73で全体の3位で決勝進出。「気持ちよく泳げました」と笑顔を見せた。

前夜は、50メートル平泳ぎで優勝の鈴木に続いて2番手でフィニッシュ。しかし「ドルフィンキックは1回」というルールに違反したと判定されて、失格になった。寺村が何度も首を傾げて、奥野ヘッドコーチは書面で正式に抗議。ただ判定は覆らずに、日本勢ワンツーは幻となった。

寺村はこの日、平泳ぎの失格について「初めてのケースで。昨日は落ち込んだんですが…。切り替えて、200メートル個人メドレーの代表として予選にいきました」と話した。失格判定については「自分では(2回目のドルフィンキックを)打ったつもりはないんですが。私はひざがゆるいので、1回蹴ってから、ふわっと(足が)動いてしまう(から2回目と判定された)。それを固められるようにしたい」。この日の200メートル個人メドレーでは背泳ぎから平泳ぎになる100メートルでのターン時に「ひとかき、ひと蹴りで(足が)動いていないように、練習しました」と話していた。