全日本スキー連盟は29日、都内で、19年シーズンに向けた有力日本選手の記者会見を開いた。

ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(22=クラレ)は「0から組み立てることをテーマに練習に励んでいく」と語った。昨季は男女を通じて単独最多となるW杯55勝目を挙げた。女子は男子と比べ、競技人口が少ないだけに「一概にすごいこととは言えない」と謙遜するが「女子も上がるようにできる限りのことを尽くしていきたい」と力を込めた。

ノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(30=北野建設)は昨シーズンW杯総合優勝を果たした。「達成するには長い道のりが必要だった。達成した時は感慨深かった。世界で一番強い選手と自信を持って言えたシーズンだった」と振り返る。その上で「まだ獲得していないものへの新しい気持ちが芽生えているのが現状」と気持ちの変化を説明。今季はコンスタントに結果を残すよりも、狙った試合で結果を出すことに重点を置く。「正直なところではW杯よりも世界選手権に向けての気持ちが強い。なぜオリンピックでメダルが取れなかったのか、爆発力、1つの大会にかける集中力が足りない。いろんなことを模索しながら、1年、2年という時間を使っていきたい」と口にした。求めるのは持ち味の安定感でなく、爆発力。22年北京五輪の金メダルへ向け、模索するシーズンとする。