早大が5戦全勝として首位をキープし、法大も4勝目で望みをつなげた。25日の最終節での直接対決で優勝を争う。

明大も4勝1敗で25日に慶大と対戦する。明大が負けると、早大対法大の勝者が優勝となる。明大が勝ち、法大が勝つと3校が同率となる。その場合は当該間の得失点争いとなり、明大はすでに脱落。早大が負けても5点差以内なら2年ぶり5度目の優勝、法大が6点差以上の勝利なら6年ぶり18度目の優勝となる。

早大は出だしでインターセプトを喫したが、中大のFGをブロックで失点は阻んだ。ここからの攻撃でRB片岡が57ヤード独走TDランで先制。これで流れをつかみ、WRブレナンが連続TDレシーブ、RB元山のTDランと、後半開始早々に31-0とした。控えメンバーに入れ替えると守備が止められず。オンサイドキックも2回許し、パスで2TDを奪われて、31-14と尻すぼみに終わった。

高岡監督は苦笑しきりだった。「第3Q途中まではよかったが、あとはグダグダ。開幕から1度もスッキリした試合ができていない」。それでも5連勝で優勝に王手となった。「トーナメントで1敗もできないと思っている。法大も調子を上げている。次も全員で必死にやるだけ」と話した。

法大は第1QにRB岩田が27ヤードのTDランで先制した。その後は3インターセプトなど安定した守備で立大にスキを与えず。第2Q以後は3FGにとどまっていたが、試合合終了間際にTDランを追加。23-0で勝利を収めた。

開幕戦で明大に敗れたが、4連勝と立て直してきた。特に守備は2試合連続完封勝ちと安定してきた。有沢監督は早大との決戦に向けて「パワフルでタフな相手。攻撃はランが出せるか。守備は我慢できるか」と話した。6点差以上の優勝条件に「攻めていく。勝負をかける」と強気だった。

もう1試合は慶大が日体大に23-21で勝利した。日体大は6連敗で最下位の7位が確定し、BIG8との入替戦となるチャレンジマッチ出場が決まった。