B1新潟アルビレックスBBは28日、アオーレ長岡で練習を行った。開始前に小菅学社長(46)が新型コロナウイルスの影響により29日から3月11日までリーグ戦を延期にしたリーグの決定経緯を直接、選手に説明。同時に再開予定の琉球戦(3月14、15日、アオーレ長岡)に向けた集中を促した。

選手の輪に入った小菅社長が26日のリーグ臨時実行委員会の決定を話した。Jリーグの延期決定、安倍首相によるイベント開催の自粛要請。それらを受けて行った流れを伝えた。そして「(再開予定の)3月14日に向けて準備をしてほしい」。不測の事態による中断で集中が途切れないよう、あくまで試合が控えていることを球団トップが言葉にして選手を激励した

今後は試合から逆算した流れで練習を重ねていく。小菅社長は「世の中の状況にもよるが、練習試合なども行えれば」と言う。チームだけではない。球団が運営し、中学生以下を対象に県内全域に22校1000人の練習生がいるバスケットボールスクールは当面の間休校になった。こちらも「どこかで活動の場を設けないと」と本格的にバスケットボールに取り組めるタイミングを計る。

フロントスタッフは新潟市と長岡市の事務所間の会議をウェブで行い、不要不急の外出を控えている。「選手、スタッフ、フロントはもちろん、選手の家族も感染してはならない。気をつけて生活してくれるようにお願いした」と小菅社長。しばらく練習は一般非公開。万全の状態でリーグ戦再開を迎えるためにチーム、フロントで意思統一した。