競泳男子200メートル平泳ぎ前世界記録保持者の渡辺一平(23=トヨタ自動車)が16日、オンライン形式で取材に応じた。豪雨被害が出ている出身地の大分県について触れた。

「僕自身の実家は大分県の南の方であまり大きな被害はなかったけれど、家族と連絡をとっていました。友達には(被害が出た)大分川の付近に住んでいる人もいましたし、そういう友達にいろんな連絡をして。すごく僕自身も不安な時間でした。雨のタイミングも昼間ではなく、夜が多かったので、不安な日々を過ごされた方が多かったんじゃないかなと思う。新型コロナウイルスのこともあり、この豪雨のこともあって、自分自身がアスリートとして、大分県の活気であったり、競泳界の活気、日本の活気、いろんなことができると感じています。そういうこと(活躍)で喜んでくれる人がたくさんいると僕自身、考えています。この1年、自分自身ができることを真摯(しんし)に考えて、よりよい行動、言動ができればいいと思います」と神妙に話した。