東京都内の日本オリンピックミュージアムで31日、来年に延期された東京五輪の聖火の展示セレモニーが開催された。9月1日から11月1日までの一般公開に先駆け、東京五輪・パラリンピック組織委員会、日本オリンピック委員会(JOC)、東京都などの関係者が出席した。

まだ延期が決まっていなかった3月に、ギリシャから特別機で日本に到着した聖火。来夏に向けて、多くの人が直に見られる機会として展示が決まった。組織委員会の森喜朗会長(83)からJOCの山下泰裕会長(63)に聖火が入ったランタンが手渡され、山下会長が台に設置した。

セレモニーのあいさつでは、森会長は聖火が日本に持ち込まれた経緯を説明。新型コロナウイルスの感染拡大が世界規模で進むなか、「いずれも劇的なことがございましたが、難関を乗り越えて、今日のここになりました」と振り返った。