男子は羽黒が米沢中央に103-91で勝利し、3年連続4度目の全国切符を手にした。期待の2年生・佐藤空が8本の3点シュートを含む34得点を奪い、3連覇に貢献した。決勝戦まで、なかなかシュートが決められずに苦しんだ佐藤空だったが、試合前に庄司優也コーチから「そろそろもっと決めていいんじゃないか。ノーマークなら全部打っていいぞ」と背中を押された。すると、前半で5本を決める好スタート。4点差まで追い詰められた第3Q終了間際には3点シュートを決め、相手を突き放した。

1試合の自己ベストだった5本を超える8本を成功させた佐藤空は「(今井)弘己さん(3年)からも『リバウンドは俺が取るから、気持ち良く打っていいぞ』と言ってくれた」と先輩に感謝。同学年でモンゴルからの留学生エンフタイワン・イデルジャフラン(2年)も支えに、全国でもチームをけん引する。