強敵がそろう決勝リーグでも最後まで勢いは衰えなかった。専大付が追いすがる日大豊山を突き放し、決勝リーグ3戦全勝で優勝。事実上、年末のウインターカップに都の“1番手”として臨むことになった。
スポーツ推薦による入部者は皆無で、中学までに全国大会を経験した選手はほとんどいないチームの快進撃。服部康弘監督が「まさか、まさかの優勝」と目を丸くすれば、主将の山下隆聖(3年)は、「下克上でやってきた」と胸を張った。
全体的に身体のサイズが小さい中で、しっかり守り、全力で走るバスケを展開。山下主将を中心に各選手がそれぞれの役割を果たし、チームワークで勝ち進んできた。
序盤から優位に試合を運んだこの試合では、第4クオーター早々に1点差まで追い上げられながらも、慌てることはなかった。3点シュートを効果的に決め、再び相手を突き放した。「都でベスト4」を目標としてきたチームが堂々たる戦いぶりで頂点へ。20年暮れの全国大会に向けて服部監督は、「彼らはチャレンジャー。いいところを出してくれれば」。伸び盛りの教え子たちに目を細めた。


