「SoftBankウインターカップ第73回全国高校バスケットボール選手権」の開会式が22日、東京体育館で行われた。出場校は男女各60校だったが、部内で多数の新型コロナウイルス陽性者が判明した男子の市船橋(千葉)と男女の土浦日大(茨城)の計3チームが21日に欠場を発表した。大会委員長で日本バスケットボール協会の浜武恭生事務総長は「医療従事者の方々に感謝をし、ご迷惑をかけないよう日々の体調管理をしっかりとして29日まで取り組んでいきたい」と話した。

昨年の男子優勝校の福岡第一(福岡)の松本宗志主将(3年)と女子優勝校の桜花学園(愛知)の江村優有主将(3年)は選手宣誓で「新型コロナウイルスで悔しい思いをした全部活動生の思いを背負って、最後まで全力で戦い抜きます」と誓った。

男女とも1回戦は23日に東京体育館と武蔵野の森総合スポーツプラザで始まり、決勝は女子が28日、男子が29日にともに東京体育館で行われる。

今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で総体、国体とも中止されたため、今大会が日本一を決める唯一の全国大会になる。