鵠沼(神奈川)が大阪桐蔭(大阪)に敗れ、2回戦で姿を消した。第1クオーターで14-27と先行された。第2クオーターで7点差まで追い上げて前半を終えたが、第3クオーターに大阪桐蔭の3ポイントシュートで一気に突き放されると、最後まで流れを変えることができなかった。

昨日行われた1回戦の高岡第一戦で快勝したが、試合後に予定していた練習が、コロナ禍の影響で体育館が急きょ使えなくなり、できなくなった。大阪桐蔭戦へ向けた戦術練習ができなかったことも試合に影響したのかもしれない。「3クオーターはタイムアウトを2回使って、選手に奮起を促したけど、息を吹き返してあげることができなかった」と細木美和子監督は無念そうに振り返った。

コロナ禍による自粛期間をへて練習を再開したのは8月1日と遅かった。6月下旬に再開した高校もあっただけに、選手たちが焦らないように心掛けたという。「自粛期間中、選手はズームで体づくりに励んできた。本当に一生懸命努力して、練習再開日には予想以上に仕上げてきてくれた。感謝している」と細木監督。

総体と国体が中止になった時は「3年生全員が辞めると言いました」。監督としてコート内の練習以上に、心の折れた選手のモチベーションをもう1度引き上げることにも心を砕いた。「この1年で選手たちは今を生きる力がついたと感じています。大会がなくなるかもしれないという中で、今できることは何かを必死に考えて、今を生きたと思います」。前例のないコロナ禍の1年を乗り越えて、細木監督は選手たちの人間としての成長を実感していた。