女子で2年連続38度目出場の札幌山の手(北海道)は初出場の白鵬女(神奈川)を122-75で圧倒し、8強入りした16年以来4年ぶりに初戦を突破した。

ナイジェリア出身の180センチの長身センター、イゼヴァネッサアダオビ(2年)がゴール下を制圧する相手に第2クオーター(Q)途中で一時逆転された。それでも攻守に素早いトランディション(攻守の切り替わり)バスケを展開する札幌山の手が徐々に形勢を優位に進め、第2Q終了時には52-41と点差をつけた。

第1Qで3ファウルのイゼをベンチに下げる相手から、後半は一気に札幌山の手ペースに。第3Qに35得点を奪い点差を広げると、第4Qは控えメンバーもコートに立ち、登録選手が全員出場して快勝した。

チーム最多25得点の舘山萌菜(3年)は「プラン通りに戦えた。苦しい時間でも気持ちを切らさなかった。1戦1戦やってきたことをしっかりやりたい」と話した。