東京予選2位の東京成徳大高が4校出場した東京勢で唯一ベスト8に進出した。

開始から小林(宮崎)に強いプレッシャーをかけて主導権を握った。開始1分で古谷早紀(2年)が先制シュートを決めると、3ポイントを含むシュートが次々と決まり、第1クオーターを29-8と圧倒。結果的にこの先制パンチが勝負を決した。

3ポイント1本を含む28得点10リバウンドと大活躍の古谷は「公式戦で初めて3ポイントシュートが入ったのと、ミスをした後に下を向いてしまった昨日の反省を生かして、シュートを外した後も積極的にリバウンドを取ってシュートまでいけたのはよかった」と充実した笑顔で振り返った。

もともとコンタクトに弱かったが、コロナ禍による自粛期間に初めて筋トレに取り組んだという。「これまでフィジカルが弱くて相手に押されまくったり、対決できなかった。筋トレのおかげで筋肉がついたかなあと思います」と試合の中でしっかりと自身の成長も実感できた。

東京予選で1点差で敗れた東京1位の八雲学園が3回戦で敗退し、東京勢唯一のベスト8進出となった。「東京予選で負けた八雲よりは上に行きたいと思っていました。その八雲の分まで勝って、目標のベスト4に残りたいと思います」。177センチの2年生は、今まさに伸び盛りだ。