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2022年北京五輪(オリンピック)フィギュアスケート女子ショートプログラム(SP)<1年前>

22年2月15日午後6時(日本時間7時)から競技開始予定


今日の誕生日

古家麟太郎(1998年)

日本の男子シングル選手。九州工学大で20年中四国九州選手権8位


今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2019年12月8日
2019年12月8日

19年12月8日、フィギュアスケートGPファイナルのエキシビションで演技を披露する羽生結弦。


今日の出来事

4大陸選手権で高橋大輔(21=関大)が、記録ずくめの初優勝を飾った。(2008年)

世界歴代2位の88・57点を出した13日のショートプログラム(SP)に続き、フリーで175・84点、合計264・41点と、ともに世界歴代最高得点をマーク。国際大会で4回転ジャンプを初めて2度成功させた。世界選手権(3月18日開幕、スウェーデン・イエーテボリ)に向けて大きく弾みをつけた。


「世界最高の演技」に、大歓声がわき起こった。高橋が圧巻の滑りを披露し、両手を突き上げた。2位バトルに30・39点もの大差。06年2月のトリノ五輪でプルシェンコ(ロシア)が記録した、フリーの167・67点、合計258・33点を上回る、歴代世界最高記録の快挙だった。

「声援がすごくて、SP、フリーともに疲れていたけど、その声援に助けられた」。全21選手の大トリで登場した。SPの高得点で、会場全体から注目される中、冒頭の4回転トーループを決めると、波に乗った。続いて4回転トーループと2回転トーループの連続ジャンプ。国際大会で4回転ジャンプを初めて2度成功させた。昨年12月の日本選手権でも決めたが、完成度は低かった。それがこの日は完璧に決めた。「4回転が2つ入り、たくさんのライバルがいる中で非常にいい演技ができて良かった」と、珍しく自画自賛した。

世界で戦うには、フリーで2度の4回転ジャンプを組み込むことは、絶対条件と考えていた。今大会は世界選手権で強力なライバルとなる欧州勢が不在だったが、見えない敵と戦っていた。「ここで負けたくない。勝って世界選手権を迎えたい」との思いを胸に、「ロミオとジュリエット」に乗った。

日本連盟の伊東秀仁フィギュア強化部長も「文句のない演技。すごく落ち着いていた。(世界選手権優勝も)おのずと見えてくる」と絶賛した。昨年は世界選手権、GPファイナルともに銀メダルに終わり「ガラスのハート」と、精神面の弱さを指摘された。だがこの日の優勝で、そんな過去と決別。今度こそ世界の頂点に立つ。