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今日の1枚

日刊スポーツが蓄積してきた写真の中から厳選して紹介します。

2020年10月9日
2020年10月9日

20年10月9日、2020東京フィギュアスケート選手権・ジュニア女子SPの演技をする中野真桜。


今日の出来事

世界ジュニア選手権でジュニアGPファイナル王者で初出場の小塚崇彦(17=愛知・中京大中京高)が、逆転優勝。(2006年)


首位と3・22点差のショートプログラム(SP)2位で迎えた最終滑走のフリーで、完ぺきな演技で金メダルをさらった。昨年の織田信成に続く、日本男子フィギュア界初の「世界」連覇。全日本王者の嗣彦さんを父に持つサラブレッドが、高橋大輔、織田がそびえ立つ10年バンクーバー五輪へ、割って入ってきた。

浅田の敵を小塚がとった。最終24番目の滑走。優勝のためにはミスが許されない場面で、見事に重圧をはね返した。完ぺきな演技。浅田真央が逃した王者の座を、小塚が守った。

「表現する」ことにどこか恥ずかしさを覚えていた昨夏、初めての米国短期留学で変わった。世界選手権5度優勝のクワンらを教えたフランク・キャロル氏に師事し、「笑う」ことの大切さを学んだ。隣では、心からスケートを楽しむトリノ五輪4位ライサチェクの姿も見た。「踊る意識が大きくなった」。68年グルノーブル五輪代表で全日本3連覇の嗣彦さんを父に持ち、もともと定評があったスケート技術に「表現力」も加わった。

出発前に父から手紙をもらったが「日本で読んで置いてきてしまった」。ジュニアGPファイナルを制してマークがきつくなっても「外国に知り合いが増えた」と物おじしない。頼もしい男が、高橋、織田が抜け出ていた4年後のバンクーバーへ割って入ってきた。