フィギュアスケートの世界選手権で女子7位となった紀平梨花(18=トヨタ自動車)が、自らに焦点を当てた。

フリーから2日が経過した28日、スウェーデン・ストックホルムでオンライン取材に対応。ロシア勢が表彰台を独占した状況にも「今は相手と比較するより、自分ができなかった」と心境を明かした。

 

〈主な一問一答は以下の通り〉

 

-世界選手権を終えて、悔しさなどは

紀平 これといった感情はないというか。気合は入っていますけど、今はあいまいな状況というか。今は落ち着いて、少しずつやっていければいいなと思います。

-ロシア勢をどう見ている

本番でも「強いな」と思いました。今は相手と比較するより、自分ができなかったので、比較して新たに見つかったものはなくて、自分の課題が見つかった。そこを克服して試合に臨みたいです。

-22年北京五輪でメダルを取るために、この大会をどう生かす

紀平 もちろん、全体的なベースをも上げられたらいいと思いますけど、その時にできることを、どうするか。一番悔しいのが(フリー最終盤の3回転)ルッツ。何で入れたのかなと。練習でやらなくて、試合で一発でできるかと思ったんですけど賭けはダメ。あれならダブルアクセル(2回転半)で安定感を見せた方が良かった。(転倒した)トリプルアクセルに関しては難しいし、悔いはないんですけど、最後のルッツだけ悔やまれます。

-来季のプログラムは

紀平 まだ確定はしてないんですけど、変える可能性が出てきました。フリーは流れのあるすてきなプログラムなんですけど。もう少し息を落ち着ける、息抜きというか、強弱をつけてリセットできる部分を入れたい。曲は大好きなんですけど、絶対にノーミスできるような曲にしたいですし。あとはショート(プログラム)もまだ分かりません。

-今後の拠点は

紀平 今のところ(従来通り)日本とスイスでと考えています。