2年に1度の団体戦が開幕し、世界選手権女王のアンナ・シェルバコワ(17=ロシア)が貫禄の演技を見せた。

冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)から、3回転フリップ、難易度の高い3回転ルッツ-3回転ループまで全て成功。濃淡あるブルーの衣装で日本のファンを魅了した。得点も自己ベストを0・07更新する81・07点をマークした。

演技後に行われたオンライン取材の一問一答は以下の通り。

-SPを終えて

シェルバコワ これが(今季)最後の私の演技でしたので、喜んで演技をすることが目的でして。達成することは達成できたと思います。課題はありますが、今回はそこにはこだわらず演技しました。

-初めての世界国別対抗戦。感想は

シェルバコワ 今季たくさんのイベントがありましたが、世界選手権は無観客でした。今回は印象深い大会。観客の皆さんがいて、温かい支援も受けることができました。日本はフィギュアスケートに関心が高い国と理解しております。その中で演技できて良かったです。

-17日のフリーに向けて

シェルバコワ きれいにジャンプを跳びたいですし、納得できる演技をしたい。できることを最大限。団体戦なので、自分自身のためだけではなく、チームのために頑張りたいと思います。

-表現力が上がったように感じる。何に力を入れて練習しているのか

シェルバコワ たくさんのトレーニングを積んできました。「表現力が上がった」と言ってくださることは、とてもうれしく思います。私は新しいものに挑戦しています、機械的ではなくて。何に力を入れているか? と聞かれれば、全てです。

-4回転ジャンプ。ルッツ、フリップ以外に来季挑戦するものは

シェルバコワ まだ考えるのは早いと思います。今は目の前のやってきたことを考えたい。今はこれだけでも困難でしたので、このプログラムを全うすることを考えたいと思います。