17年以来4年ぶりの男子シングルス出場となった元世界ランキング1位で2度の優勝を誇る地元のアンディ・マリー(英国)が1回戦を突破した。世界28位で第24シードのバシラシビリ(ジョージア)に6-4、6-3、5-7、6-3で勝ち上がった。世界王者ジョコビッチ(セルビア)も順当に2回戦進出。全仏準優勝で同4位のチチパス(ギリシャ)が敗れる波乱があった。

 

大歓声に包まれ、地元のヒーロー、マリーがテニスの“聖地”に戻ってきた。何度かの臀部(でんぶ)の手術で、現在の世界ランキングは118位。主催者推薦での出場だったが、相手のパワーを受け止め、堅実なプレーで上位選手を仕留めた。今大会後には3連覇がかかる東京五輪もある。「国をかけた試合は誇りで名誉。メダルを取りたい」と意欲的だった。