アイスダンスの日本歴代最高得点で6位に入った村元哉中(28)高橋大輔(35)組(関大KFSC)がオンラインで報道陣の一夜明け取材に応じた。

結成2季目の今大会、国際スケート連盟(ISU)公認大会で初めて得点が認定された。結果はリズムダンス(RD)70・74点、フリーダンス(FD)108・76点、合計179・50点の全て日本の最高得点。北京オリンピック(五輪)日本代表の座を争う、全日本選手権3連覇中の小松原美里(29)尊(ティム・コレト=30)組(倉敷FSC)を初めて上回った。

その大会を振り返り、高橋は「僕たちがアイスダンサーとなって初めて国際評価をいただけた試合になった。どういう評価を受けるか全く分からない状態で挑んで、でも大きなミスなく演技できて、予想していた以上の評価をいただけた。自信になった試合。スタートラインに立てたかなと思います」と笑顔を見せた。

村元も「昨季と違ってRD、FDともに自信を持って滑ることができました。国際ジャッジの方に評価していただいて、ポジティブに受け止められました。まだテクニカルな部分で課題はありますけど、何が足りないか分かったことが収穫かな」と思い返した。

次戦は予定通り18日に開幕するワルシャワカップ(ポーランド)に出場する。その後は拠点の米フロリダへ戻って調整。12月に北京五輪代表争いの最終選考会となる全日本選手権(さいたまスーパーアリーナ)へ向かう。