B1新潟アルビレックスBBは12日、中之島体育館で練習を行った。ベテランのPG綿貫瞬(34)が完全復活に向けて調整を進めている。リーグ戦序盤は左肩痛などケガに苦しんだが、サンロッカーズ渋谷戦(2、3日)後の練習からフルメニューを消化している。次節信州ブレイブウォリアーズ戦(22、23日、アオーレ長岡)に合わせ、23連敗中のチームの立て直しと自身のコンディションアップに励む。

「今のところ皆勤賞です」と綿貫は笑った。SR渋谷戦後、5日の練習から離脱はなし。この日も実戦形式の練習を1時間以上続ける中、的確なゲームメークとアタックを繰り返した。昨年10月17日の北海道戦後、左肩痛などで離脱と復帰を繰り返した。整骨院通いなどリハビリを続け、島根スサノオマジック戦(12月15日)から年明け2日のSR渋谷戦まで6試合連続で先発するまで戻った。

15、16日予定のアウェー大阪エヴェッサ戦は大阪に新型コロナウイルス陽性者が出たことで中止。「いろいろなことができる期間になる」と、イレギュラーな日程もプラスととらえる。「もっとコミュニケーションを取っていい関係ができるように」。信州戦に向けてチーム全体に目を配った。【斎藤慎一郎】