東地区9位のレバンガ北海道は、同地区6位のSR渋谷に68-75で敗れ、4カ月ぶりの連勝を逃した。第3クオーター(Q)まで55-48と7点リードも、第4Q残り7分22秒でターンオーバーから逆転を許し、流れを引き戻すことができなかった。佐古賢一監督(51)は「第4Qで恐れていたことが起きてしまった。ターンオーバーからイニシアチブを奪われたのが、大きかった。走られるパターンに持って行かれてしまった」と敗因に挙げた。

ショーン・ロング(29)が21得点14リバウンドのダブルダブル、デモン・ブルックス(29)も3点シュート3本を含む18得点を気を吐いたが、勝負どころで相手の術中にはまってしまった。寺園脩斗(27)は「注意しなければと思って臨んでいたのだが後半、我慢しきれなかった」。21度のターンオーバーのうち後半だけで15。終盤、執拗(しつよう)な守備からの速攻を得意とするSR渋谷の流れにのみ込まれ、最大9点リードを守ることができなかった。

寺園は延岡学園、東海大で1学年先輩だったベンドラメ礼生(28)とマッチアップ。献身的な守備で競り合ったが第4Q残り58秒で5ファウルとなり退場となった。先輩に両チーム最多23点を奪われ「あこがれでもあり負けたくない存在。明日は礼生さんを抑えれば勝機はある。40分間、負けずにやっていきたい」と、4日の2戦目に気持ちを切り替えた。【永野高輔】