ベルテックス静岡が、チーム最多タイ記録の猛攻を披露した。ホーム豊田合成戦で116-68と圧勝。今季最長の連勝を「10」に伸ばした。昨年4月10日の金沢武士団戦(116○87)に並ぶゴールラッシュ。48点差での勝利は、クラブ史上最多得点差となった。

4日で28歳になるSG大友隆太郎が、誕生日の前祝い? 開始1分に3点シュートを沈めると、第1クオーターでさらに2本の3点シュートに成功。チーム28得点のスタートダッシュを演出した。「普段は守備が中心。でも3点シュートは得意で、日ごろから準備している」。今季の残り8戦に向けて「自分の求められている守備をしっかりやる。守備に入るための攻撃の終わり方にも気をつけたい」と気を引き締めた。

チームはこれで28勝9敗。順位を3位に上げた。8・5ゲーム差の首位長崎に追い付くのは、無理がある。2位で終えれば、昨季2位の岡山と来季B2昇格決定戦に臨める。ファクンド・ミュラー監督(48)は「高いレベルで安定感を持って戦う。『残り全試合を勝とう』と選手らと話している」。2位千葉とは3・5ゲーム差。23日からの直接対決2連戦も含め、連勝で突っ走るつもりだ。【倉橋徹也】