日大空手部で主将による下級生への行きすぎた指導があったとして、同部監督が大学から厳重注意を受けたことが、7日までに分かった。

日大広報課によると、清掃や食事当番など寮生活のルールに従わなかった下級生部員に対し、現主将が昨年6月と今年3月27日に正座を強制。昨年6月には1度、当時の1年生をたたいたという。

今年3月29日に大学本部の所管部署である競技スポーツ部からの調査依頼を受け、空手部監督が当時の3年生に対して事実確認。その後、同監督は当時の1年生に対し、目が行き届かなったことなどについて謝罪した。現主将を含めた上級生に対しては監督から、「今後いかなる理由があっても、パワハラと判断されるような行為による『注意』はあってはならない」との説明がなされた。

現在、日大公式サイト内の空手部への情報にはアクセスできない状態が続いている。その理由について同大広報課は「現在メンテナンスをしております」と回答した。

週刊文春(電子版)は6日、現主将から下級生に対する暴力や体罰が日常化しており、正座の強要は2、3時間に及んでいたなどと報じた。同大広報課は「調査を継続しており、今後の対応を検討しております」とした。