NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(浦安)が、入れ替え戦圏内脱出を逃した。前半6分に横浜キヤノンイーグルス(横浜)の先制トライを許すと、5-14で迎えた後半も3分にトライを献上。雨中の戦いで主導権を握られ、12チーム中11位の状況下で勝ち点を積み上げられなかった。

NTTのチーム再編により、来季は東京ベイに強化を集中させ、同じ1部のNTTドコモレッドハリケーンズ大阪(大阪)は3部で再出発する見通しとなっている。大阪を除く下位2チームが2部との入れ替え戦行きとなる中、リーグは残り3試合。ロブ・ペニー・ヘッドコーチ(57)は現状について、正直な思いを明かした。

「チーム内部でも、再編も部分でかなりプレッシャーが懸かっている部分がある。そんな中でシーズンを進めていくのは簡単ではない。受け入れがたいところもあるが、自分は白髪も増えてきて『経験があるのでこういうこともある』とも考えられる。年を取ってくれば受け入れやすくなるが、チームのマネジメントスタッフ、選手には、かなりきつい状況ではあります」

前節は埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉)相手に24-31と健闘。一方で同HCは「一貫性のないパフォーマンスが続いている」と評す。元スコットランド代表の司令塔グレイグ・レイドロー(36)は「どういった部分が自分たちにとって欠けていたのか、なぜかを突き詰めて、前に進むしかない」と言い聞かせるように発した。【松本航】